マンションの資産価値｜リノベーションよりも物件の条件が大きく影響する

中古マンションを購入し、1000万円の費用を掛けリノベーションを行い、売値がマンションの購入価格より300万円上がった場合、その差額700万円のマイナスです。

しかし、リノベーション後のマンションの価値は金額だけでなく、住みやすいかどうかで決まります。マンションを購入した人が住みやすいと思う間取りやデザインが他の人の好みでは必ずしもないわけですから、リノベすれば資産価値が上がらるとは限らない場合も多いのです。 

マンションの資産価値を上げるポイント

マンションの資産価値は、立地の良さなどの条件が大きく影響します。駅から遠く離れた立地の悪い物件は資産価値が上がりにくく、駅の近くの好立地物件は資産価値が上がりやすくなります。

全く同じ建物のマンションが2棟あるとします。1棟は駅から徒歩5分程度の好立地、1棟は駅まで20分程度かかるような悪い立地の物件の場合、全く同じリノベをしたとしても好立地のマンションの方が評価があがります。同じリノベーションを行ったとしても資産価値は上がりやすいのです。

購入後にリノベーションを考えている人の場合は、リノベーションされている部屋よりもリノベしていない部屋が好まれます。部屋のリノベーションだけでなく、エントランス、エレベーター、駐輪場などの共用部分の管理ができていないと、物件価値は上がり難くなります。